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終わらない議論! 持ち家か? 賃貸か?


つい先日2016年になったと思ったら、あっという間にゴールデンウィークも終わってしまった!!この調子だとすぐに夏がやってきそうな気がします。

さて、今回は、いつの時代も議論されるテーマ、「持ち家か、賃貸か」について考えていきたいと思います。現在の住宅ローン金利は歴史的に低く、また、頭金なしでも購入できるようになりました。そういう意味では、一昔前よりも持ち家は手に入れやすくなったと言えます。とはいえ、給料はさほど上がらないのが現状で、家族のあり方やライフスタイルの多様化が進んできているので、あえて「賃貸」という考えも根強いと感じます。もしかすると、この議論は過去よりも今の方が熱いかもしれませんね。

◆ 持ち家、賃貸、お金賢者はどっちを選ぶ?

持ち家の人、または、近い将来購入予定の人からよく聞くのがこのセリフ。「ずっと高い家賃を払い続けても自分のものにならないんだから、買った方が将来資産になるからお得だよね。しかも、月々の返済も家賃と変わらないし」

では、今回は私が賃貸派になりきって、議論風に突っ込みを入れていくことにしましょう。

① 「将来の資産になるって言うけど、価値はあるの?」

かつてのような価値はないと考えられます。理由を一言で言うならば、需要と供給の問題です。今は戸建てやマンションを持っている人が多く、家が余っています。そして、そこに住む人の数も少子高齢化の影響でどんどん減っていくことでしょう。その場合、価値は下がりますよね。しかし、駅の近くの物件や再開発により確実に発展する場所など、利便性やロケーションによっては価値があるでしょうね。
将来子どもに残す場合も、古くなったその家に子どもが住みたいかどうかも疑問です。また、家に価値がなければ売却もできず、税金だけがかさみ逆に迷惑がられる可能性もあります。

② 「月々の支払いは本当に賃貸と同じ?」

元金と金利を合わせたローン返済額は家賃と同じくらいなのかもしれませんが、ボーナス払いの金額を無視している、そう言っている人もいます。また、税金やリフォーム資金、マンションであればその他に修繕積立金、管理費があります。それらを計算すると、賃貸の頃の2倍近くになっている人も多く見受けられます。そして、意外なものは光熱水費でしょう。生活空間が広くなったりして、その分賃貸の時よりもかなりアップするでしょう。あらゆるランニングコストのトータルが下がった、という人と出会ったことはありません。

③ 「イニシャルコストは?」

購入した場合、最初にかかるお金はどうでしょう? ローン関連の費用、引っ越し、家具等の費用で500万円程度かかっている人が多いと感じます。大半の人は、今までよりもカーテンや照明のグレードも上げるので、それに伴って家具を買うお店のグレードまで上がり当然お高くなります。そして、私が一番不思議に思うのは、なぜ家を買ったら車も買うのでしょう? しかも、今まで100万円くらいの車に乗っていた人が300万円くらいの新車に進化したり…。3,000万円のものを買った途端、3,300万円も同じような気持ちになるのでしょうか。300万円ですよ! 同じじゃありませんよね。家電についても同じことが言えます。

多くの突っ込みがありますが、代表的な3点を記載しましたので、購入前に考えていただきたいと思います。賃貸での老後の家賃までをトータルで考えて単純な支出額で計算すると、賃貸の方が安く上がるケースが多いと思われます。老後の家賃を使い果たしてしまってはまずいですけどね。
そこで、出てくる持ち家派の反論で多いのは、老後に別の賃貸住宅に引っ越したくても審査に落ちるのでは?ということです。これはおそらく今よりも審査に通りやすくなるでしょう。理由は、やはり少子高齢化で若い人だけを狙うと空き家が増えてしまい、高齢者を入居させないと今後の賃貸経営が厳しくなるからです。


◆ ところで、持ち家は必要? 本当に欲しい?

上の段では、お金だけに着目して書いてきました。

ここで一度白紙に戻して、考えてみてほしいことがあります。それは「本当に家が欲しいかどうか」です。
前段冒頭に書いたこのセリフ「ずっと高い家賃を払い続けても自分のものにならないんだから、買った方が将来資産になるからお得だよね。しかも、月々の返済も家賃と変わらないし」の中に、「欲しい!」「必要!」この類のことばが入っていますか? 無いのです。
冷静に読んでみると、購入する言い訳にも思えてきます。そうです。実際にゆとりがなく少し無理な資金計画の場合、または、モデルルームを見て目がハートになってしまいスピード購入で資金計画に不安がある場合など、計画的でない住宅購入の人が口にすることが多いセリフなのです。家族でライフプランをしっかり立てて頭金や最初にかかるお金をきちんと作り長年のマイホームの夢を叶える人より、不安が多いのかもしれません。今一度、得だから買うとかそういうことではなく、欲しいのか必要なのかをしっかり考えてほしいと思います。
どうしても欲しかったら、本当に必要だったら、前段のような突っ込みなんかにイラッとしたり落ち込んだりしなくていいのです。言い訳のような理由や損得ではなく、正々堂々と夢を持って素敵なマイホームを手に入れて欲しいと思います。

◆ 損得よりも大切なこと

もしかすると、ここまで読んで著者は賃貸派と思われた人もいるかもしれませんね。
実際は、27歳の独身でマンションを購入し15年間が経ちました。購入した理由は、52歳にして未亡人となった母のために必要で、買ってあげたいと思ったからなのです。それまでは父の社宅で暮らし、若くして未亡人となった後は公営住宅に引っ越しましたが、母はポリオによる小児マヒの重度障害者のため、段差がある家での生活はとても大変だったのです。セカンドライフは段差のないバリアフリーのきれいな家で過ごして欲しかったので、絶対に欲しいし、手に入れるべきと思ってしっかり計画を立てて買いました。
将来高く売れる場所の物件で、ローンは1年で完済しました。購入して本当に良かったと思っています。

せっかくここまで読んでくださったので、住宅に関しての考え方は損得の話だけではなく、もう一歩進んだ考えを持って欲しいと思います。損得よりも大切なことは人それぞれのライフプランニングです。ライフプランニングによっては、損か得かは問題でなくなる場合もありますよね。私のような事情もあれば、家族の夢だってあると思います。ライフプランニング上、賃貸の方がいい場合もあるでしょうし、買うのは退職の時、という考え方もあるかもしれませんね。

一番得なのは何かではなく、家族のライフプランに合っているかどうかが大切なのではないでしょうか。

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